新しいSNSサービスとしての企業型プロジェクト型コミュニティー型サービスの提供!新しい収益源としての広告収入ではない利用収入というモデルの提案 Providing a corporate-type project-type community-type service as a new SNS service! New usage revenue

今日のニュース:「新しいSNSの形、企業型プラットフォーム、プロジェクト型プラットフォーム、コミュニティー型プラットフォーム」

 こんにちは!!清藤士塾の渡辺です。

 現在のSNSは収入源を主に広告ビジネスに頼っています。広告収入は企業が払ってくれた資金を収入とする現代を代表するビジネスモデルであります。僕はSNSにはもっと収益を増やせる可能性があるのではないかと考えています。その根拠は、SNS上のユーザー数が数億人単位で存在するという事実です。

 現在主流のSNSにはそれぞれ特化した複数の特徴が存在しています。しかし、収益源はほとんどのSNSサービスが広告費であり、その先の収益モデルを編み出せていないのが現状といえます。広告収入は企業が払う費用ですが、僕はもっとユーザーのニーズに対応することでユーザーからの利益を期待することも可能ではないかという結論に達しました。その収益モデルはつまり利用収入(usage revenue)です。

 僕たちはお金を払いたいと思うときにまず何を優先させるのでしょうか。これはこの前の記事でも言及したことですが、年間数百万円もするサブスクリプションを課したければ、大学教育であれば、顧客の学びや卒業証明書さらには進んで有利な就職または高収入など、その払った対価以上の見返りがなければ中々難しいといえます。

 SNSでシンプルにサブスクリプションを課したとしても、得られる一人あたりの収入は年間100万円にもなる大学の授業料にはおよそ届きません。僕はいろいろな収入源となる仕組みを活用するのは効果的な方法だと思いますが、一度そのメインのサービス自体に立ち返ってみるのがいいと思います。

 文章SNSであれば、広告収入がメインであるのは、その文章SNSというビジネスが限界に達していることを示唆しています。ユーザーからの収入を期待できる余地がないのは、そのビジネスがそういう形で発展してきてしまった歴史からでしょう。

ビジネスの伸びしろは新しい価値観、例えば利用に応じた費用を課す利用収入モデルの活用

 僕はここで問うてみたいのですが、本当にそのビジネスを超える伸びしろが存在しないのだろうかということです。

 例えば、SNSであれば、主流のSNSはどれもユーザー数が数億人以上存在しています。僕はこの数億人という数字に可能性を感じます。ネットワーク効果と言って利用者が多ければ多いほど比例以上の伸びでそのサービスが価値あるものとなっていくからです。

 先程話題にしたテーマで、人々は何に対してお金を払うかというと、一つは払った金額以上の金額を受け取ることであり、言わばその一つが投資であるといえます。僕はこれが一つの理だと思います。払った資金以上の報酬が確実に見込めるのでなければ、誰しも進んでお金を払いたいと思うはずはありません。

 そういう意味では、現状のSNSサービスは集客には特化していますが、それ以上の対価を払うようなメリットが見当たらないことがSNSサービスの収益化を難しくしている点でしょう。

 僕はここで一つの提案をしてみたいです。つまり、SNSサービス上に別のサービス空間を設置するということです。

 支払い以上の報酬がほしいのであれば、起業して事業を運営するのが一つの答えでしょう。その会社経営に関する知識やノウハウ、設備や人材をSNSサービス上のオンラインワークスペースでシェアすることで新しいビジネスの形を提供することが可能ではないかということです。

 僕はそこでSNSサービスの運営が広告収入に頼ったり、シンプルなサブスクリプションを課すのは今までと同じ過ちを繰り返すことだと思っています。最近では使用に応じて費用を請求する従量課金制というモデルも存在しますが、僕はこれを固定金利であったものを変動金利にしただけで連続して金額を請求し続けるという意味で本質的には大差はないものだと思ってしまいます。

 そこで、利用に応じて費用を請求する利用収入というビジネスモデルがあってもいいのではないかと考えてみました。利用収入は利用に応じた費用を課す1回限りのサービスではありますが、その利用するサービスは長期に渡る取引が対象であり、1回限りの課金を長期間に渡って利用に応じて毎回ごとに請求するというものです。

 事業としては、SNS上では集客が容易なため、SNSの運営がユーザーに会社運営やプロジェクト、コミュニティーの土台となるサービスを提供します。会社運営では起業のサポートから法務や会計の専門サービスを提供したり必要に応じてオンライン上のワークスペースやサーバーまで利用できるようにします。

SNSサービスを利用してオンライン上の仲間同士で旅行計画を予約する

 僕は、これらのサービスが商品を使用するという意味でのモノ消費にあたり、最も重視されるべきは体験を伴うコト消費の提供であると考えています。具体的には、SNS上で仲良くなった人たちで一緒に旅行に行くことを想像してもらえば分かると思います。

 旅行では飲食店やホテルの予約から移動サービスの利用、決済サービスまで様々なサービスを用いることになると思います。それをSNS上で行えるのであれば、SNSが旅行先の店舗と取引することでサービスの割引を受けたり、特典をつけることも可能なはずです。

 そういう意味では、オンライン上の仲間同士の旅行計画だけでなく、普段顔を合わせる友達同士であってもオンライン上での旅行企画を進んで行う未来もあるのかもしれません。

 旅行の計画を立てる手段として、その相談手段としてのSNSは一例ですが、僕はそこで利用に応じた費用を課すのは広告費だけでは得られなかった以上の収入をSNSサービスの運営が手にすることだと推測します。

 話は戻りますが、その会社運営サービスを提供する場合でも様々な関連企業も加わることが必要である場合は多いでしょうし、大勢の人々が関わることになるでしょう。

 SNSサービスはユーザー数が多い点では非常に優秀なので、それに加わる新しいサービスの形を提供することで、それまでは広告収入が限界であったサービスから、サブスクリプションさらには利用収入まで色々な収益のチャンスを得ることができると思います。

 そのためには、ユーザーたちがお金を支払っても有り余る何かが必要であり、そのニーズさえ満たしてしまえば人は喜んでお金を支出するのです。僕はそこに限りない可能性の種を見つけるのです。ではでは。