環境保護を訴える少女に一言!アナタ自身も環境保護の当事者になって!!A word to the girl who advocates for environmental protection! You can also become a stakeholder in environmental protection! !

 ブログ主の渡辺です。環境保護を訴えるEUの少女が話題です。環境保護を無視して経済政策を推進する大人たちに怒りを表明しますが、彼女は環境保護の当事者ではないのでしょうか。

目次

・少女自身も当事者になって!必死で考え抜いた先に解決策が見えてくる!

・環境保護も必要だが経済成長もまた必要だ!人類には両方とも必要なのだ

少女自身も当事者になって!必死で考え抜いた先に解決策が見えてくる!

 今回はEUなどで熱を帯びている環境保護に関する話題です。2019年9月23日に、国連で16歳の少女が環境保護に関して演説しました。実名はあえて書きませんが、16歳の少女とは思えない演説でした。

<関連記事>

 彼女の演説に関しては、youtubeなんかを見てもらえれば分かりますが、環境保護より経済成長を重視する大人に怒りを表明しています。彼女の問題提起は素晴らしいと思います。地球環境がなければ、経済活動は意味がないという本質的な問題を突いています。

 僕も環境保護は大事だと感じていて、僕たちの子孫が繁栄して長く生き延びるためには、環境保護は切っては切り離せない問題だと思います。しかし、僕は経済学を専門とする身として、あるいは趣味であれコンサルタント的なアイデアを出す身として、彼女の演説に一つの疑問を感じました。

 彼女は一貫して、環境保護を無視して、または、その解決策も出せない大人たちを否定し続けます。その主張には「裏切り」という言葉にあるように非常に強い否定を表していると思います。僕は、その大人に含まれるのかどうかは分かりませんが、やはり感じるものは多々あります。

「僕たち大人で解決策を見つけていき、その少女たち子どもの願い、つまり環境保護を実現させるべきではないか。」

 しかし、ここで一つの疑問が浮かびます。その16歳の少女は環境問題の当事者じゃないのか、という疑問です。何であれ批判するのは簡単です。あれはダメだ。これはダメだ。そのような批判は誰でもできます。しかし、批判するからには、どうしたらいいか、という提案もセットである必要があると僕は思います。

 もちろん、その少女が活動したおかげで、世界中の人たちが環境問題に真剣に向き合い始めたという功績は大きいでしょう。しかし、みんなに発破をかけるだけで、解決策については他人である大人に任せきりというのは腑に落ちないこととも言えます。

 「自分はまだ子供だから解決策を考えることについては関係ない。解決策を考えるのは大人の仕事であって、大人の責任だ」というのは当事者意識に欠けているとしか言いようがありません。少女は、その解決策が未熟であっても自分なりの提案を出すべきなのです。

 あの国連で演説する機会まで与えられているからには、世間は少女に期待しているのだといえます。少女は活動を続けるからには、自分の頭で考えて、期待している人たちの期待に応える責任があります。環境問題は大人だけでなく、その少女の問題でもあるのです。

 16歳の子供だから自分はまだまだ知識がなく、考える力がないと思っているのなら、その発想は甘えであり、大人が少女を裏切っているのではなく、少女自身が少女に裏切り行為をしている証なのです。

 僕の声は届かないかもしれませんが、本当に環境問題に関心があり、自分を当事者だと思うなら、必死で解決策を考えてください。その解決策が現実的でなく、使えないアイデアだとしても、とにかく発信してください。その問題提起が、世界があなたに与えた役割なのですから。

環境保護も必要だが経済成長もまた必要だ!人類には両方とも必要なのだ

 ここからは経済成長という観点からの話です。やはり世界中の人が経済成長を望むのには理由があります。誰だって豊かな生活をしたいし、活動の幅を広げたいと望んでいます。そのためには、お金が必要であり、お金を生み出すのは経済成長なのです。

 僕は、上で述べました。地球環境がなければ、経済活動は意味がない、と。しかし、人間の立場でいえば、経済活動がなければ、地球環境には意味がないとも言えます。もちろん、経済の存在しない自給自足の生活をすることも可能です。

 しかし、ここまで発展してきた現代において、そのような自給自足の生活は現実的ではありません。やはり学校があり、会社があり、地域活動があり、満足できる生活を送れるのは、経済が存在するからなのです。

 だから、僕たちは、環境保護を重視するだけでなく、また経済活動を重視するだけでない、両方のバランスが取れた解決策を見つける必要があります。いわゆる持続可能な地球といえます。持続可能な地球には数百年かかるかもしれないし、数百年では遅すぎるかもしれない。もしかしたら、数年後に解決策が見つかる可能性もあります。

 大事なことは、人類の全員が当事者となって考えることです。大人だけが考えればいいというのでも、子孫たちが解決すればいいというのでもありません。環境問題は、これから地球で生きていく全人類の問題なのです。

 本当に大事な問題であるというのなら、環境問題は解決策を見つけた人に、金銭的なインセンティブ(刺激)を与えるというような、解決策の解決策といった手間をかけてもいいはずです。

 僕は少女を批判する気はありません。しかし、環境問題は、一部の人だけの問題ではないし、一部の人だけの責任でもありません。人類の問題であり、人類の責任なのです。だから、人類である僕たちが当事者となり、真剣に考えていく必要がある問題といえます。僕はその一言を、その少女に伝えたいのです。

Design a site like this with WordPress.com
Get started